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日本の音楽大学撰 第6集 国立音楽大学が奏でる コンクール自由曲集 multa personality 〈天野正道〉 指揮:井手詩朗/演奏:国立音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル 日本の音楽大学撰第6集はなんと、国立音楽大学さんの演奏でお届けします。 今回は現代曲が多数を占めており、自由曲選びだけでなく 鑑賞用としても十二分にお楽しみいただけるCDになったと満を持しております。 大御所天野正道氏をはじめ足本憲治氏、飯島俊成氏、菊池幸夫氏、丸山和範氏と 国立音楽大学を代表する作曲家の個性的な作品を収録しております。 またここではご紹介しておりませんが 『日本民謡組曲「わらべ唄」』(兼田敏)『キャンパス フェスティバル マーチ』(藤田玄播) の2曲も収録。 発売まで、今しばらくお持ちくださいませ♪ |
感動作!十八番にぜひ |
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multa personarity(天野正道) 陰鬱とした冒頭。これからどうなっていくのだろうという期待と不安が入り混じります。テンポアップすると各パートの技巧合戦!?いろんなパートに目移りならぬ耳移りしてしまいます。そしてラストは甘美なハーモニーに暖かく包まれ、感動的に、熱狂的に幕を閉じます。お見事としか言いようがありません。私も学生時代演奏したかった…!そしてなんと、販売譜でのお取り扱いとなります。バンドのライブラリーに、十八番にぜひオススメさせてください! |
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"プログレ"な吹奏楽作品 |
世界観にヤミツキ |
緊張感に心奪われる |
Awakeness from Quintessence 2019 (丸山和範) NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』はじめ、多ジャンル多方面で活躍されている丸山さんが吹奏楽をかくと、どのような作品ができるのだろう…とワクワクしながら譜面の到着を待っていました。届いたのは…ポップス?いや、ポップスではないか…ジャズ?クラシック?なんなんだ!という個性的なこの作品。ジャズやハードロックなどの手法を取り入れた、斬新な作品です。まさに作品から飛び出してくるかのような、リズムや音色がとても印象的です。 |
孤光 〜嵐 吹き荒ぶ岬〜(飯島俊成) レコーディングの後、私の頭にずっと残っていたのがこの「孤光」でした。聴いているうちにだんだんだんだん…世界観に引き込まれていくような、そしてもっともっとこの作品にのめりこみたくなりました。前半はこれから何が起こるのか分からない…どこか神秘的な音楽が、後半の光ある音楽を生み出すようで、まさにタイトルが見事にその世界を言い表しているなと思いました。音の響きや重なり、強弱、そして独特のリズム感。それぞれが絶妙なバランスでマッチして生まれる世界を皆さんも味わってください! |
神名火(菊池幸夫) 「神名火」って見慣れない、聞き慣れない言葉ですが、「かむなび」と読み、神力の宿る場所、領域、または神が降りる依代のことを指し、大自然へ畏敬の念を表す言葉だそうです。じわじわと盛り上がってくる音楽や、あちらこちらで発せられる音、そしてその中で力強く奏でられる旋律…など、終始緊張でピンと張り詰められた中に現れる音の数々に心奪われます。思わず背筋をシャンと張りながらも、次にどんな展開が現れるか待ちきれない、期待感を惹きつけてやまない作品です。 |
衝撃の一作 |
金管バンドコンクール自由曲ライブラリーVol.11 金管バンドで謡う 麦畑渡る風の詩〈堀田庸元〉 指揮:露木薫/演奏:名古屋音楽大学金管バンド 金管バンド指導者のみな様から絶大な支持をいただいている 「金管バンドコンクール自由曲ライブラリー」。 毎年数々の名曲を生み出してきた当シリーズですが、 今年もスゴイ!!! 1秒でも早く皆さまにお聴きいただきたいほど名曲ぞろいのCDになりました!! 暖かく響きわたる作品から、キャッチーで笑顔になれる作品、 感動を呼ぶ作品、厳かな作品、第8回全日本小学生金管バンド選手権課題曲のマーチ …などなど様々な個性が詰まっております。 そして今年のポップス作品はライオンキングとテキーラ。 サバンナの音楽にラテン音楽と異国情緒たっぷり、 ノリノリな作品たちとなっております。 現在鋭意制作中。発売まで今しばらくお待ちくださいませ。 |
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Kicky Game(足本憲治) これはすごい…!すごいものを見て、聴いてしまった…!と、思わずティーダスタッフ同士で顔を見合わせた、衝撃の一作。とにかく聴いていただければその衝撃を共有していただけるはず…!緻密に描かれた「楽想の寸詰まりっぷり」。各パートがカラフルにリズミカルに、そしてパワフルに…様々な力を纏って輝きます。高速なテンポで現れるクラップも必聴。否が応でもその世界にノせられます。これまでの吹奏楽では見られなかったサウンドです。満を持してオススメします!お聴き逃しなく! |
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感動必至の名曲 |
厳かで美しい物語 |
幻想的ってスバラシイ |
麦畑渡る風の詩 (堀田庸元) ここまで美しく、感動的な曲がかつてあったでしょうか。ひとまず冒頭を聴いてみてください。イントロで涙を誘う、暖かく心を包み込む名曲です。これまでの堀田さんの金管バンド作品は快活な作品が多かったのですが、いい意味で予想を裏切っていただきました!前作「あの大海原の向こうへ」より難易度は上がりますが、ワンランク上の作品としてこちらをセレクトするのも良いのではないでしょうか?様々な風の様子を表現されたとのことで、激しい部分で時折見られるPer.1の緊張感ある走句も個人的にグッときます。 ≪作曲者インタビューもご覧いただけます≫ |
彼方よりの4つの印象(石原勇太郎) 個人的な印象ですが、これまでの石原さんのどの金管バンド作品よりも、石原さんの個性を出していただいたのが、本作ではないかと思います。冒頭「フォアシュピール」では、何か始まるぞ…という期待感と緊張感が入り混じったような、続く「戦闘」はその名の通り勇ましさかつ伝統的な響きを感じます。「祈り」で外せないのが神秘的なヴォカリーズ。個人的には冒頭5小節のイントロも素敵に思います。「讃歌」はとにかく壮大。音圧に圧倒されます。これだけ蜜の濃い作品ながら管楽器に16分音符不使用。さすがです。 ≪作曲者インタビューもご覧いただけます≫ |
シンプルギフト・ファンタジー(/阿部勇一) 初めて楽譜を拝見した際に思ったのが「ああ、幻想曲っていいよなあ」ということ。幻想曲(=ファンタジー)の”良さ”が詰まった作品だと思います。特に私が心惹かれたのは中間部。だんだんと厳かな雰囲気を演出するベルトーン、そしてグワグワと盛り上がっていく音楽。バリトン&ユーフォのじわじわ盛り立ててくるフレーズがたまりません!そしてその世界観にどっぷり浸からせてもらえるかと思いきや…明るくポップな主題が登場!スネアのリムショットとキラキラしたグロッケンが最高!目まぐるしく変わる景色どれもにトリコになる作品です。 |
田んぼの爽やかな情景 |
ワクワクが止まらない |
世界観に酔いしれます |
苗色の海(宇田川不二夫) とにかく爽やか!宇田川さんご本人の爽やかさが詰まっているかのようです。この作品のコンセプトとなっているのは、青々とした苗が揺らぐ田んぼの真ん中を車で走り抜ける…という情景。ワタクシよっしーの地元はお米の生産が盛んな地域なのですが、ほんとに、夏の地元の風景を思い出しました。青い空と緑の山と田んぼを観ると、ああ、今年も夏がやってきたなあと思うんですよね。そして各パートのメロディーやハーモニーの重なり合いもとてもステキな作品なんです。世界観にどっぷりハマれる作品だと思います。 |
バトンタッチ!(田嶋勉) イントロからワクワクウキウキドキドキ…自然と笑顔になる作品です。素直にストレートに歌いかけてくれます。「バトンタッチ」というキャッチーなタイトルも素敵ですよね。卒業式やさよならコンサートなど、”バトンタッチ”が行われる場にもピッタリということで、中間部は厳かな式典のような雰囲気も持ち合わせています。そう思って聴くとテーマは笑顔いっぱいにニコニコしつつ、中間部は旅立ちやお別れを想像して泣けてきますね…!情緒不安定とか言わないでください(笑)とにかく親しみやすい、ステキな作品です! |
スプリング・シティ-3月のある日(下田和輝) 冒頭からエモい…!”エモい”という言葉は普段使わないんですけれど、このイントロこそ”エモい”のではないか…!と思います。コルネットやウィンドチャイムが自由に演奏するのですが、それらが作り出す世界観が素晴らしいです…!金管バンドの隠された一面を覗いたように思います。そして中間部に4小節間だけ(冒頭にも7小節)ヴォカリーズが挿入されているのですが…ここもエモい!生み出される空気感を、言葉でなんと表現すればいいか困惑しております。そしてスピード感溢れる部分ではのびのびとしたメロディが印象的です。 |
優しく力強い足立sound |
のびやかなマーチ |
選手権グランプリ曲 |
いくやまかわ(足立正) ヒトコトでいうなら足立さんの魅力が詰まった作品だと思います!最初の「祈り」は11小節の短い音楽ながら、存在感を出しつつ控え目な印象がたまりません。「仰いで山を観る」は低音を中心に構成されるリズムに惹きつけられます。続く「風雨」と合わせて金管バンドの力強さが味わえます。「風雨」のあとスッと始まる美しい旋律が印象的な「月夜」。これまでの音楽とは打って変わって、優しく甘美な世界に誘います。そしてこれまでのメロディが登場しながらラストを迎える「今日も旅ゆく」。聴いている私も一緒に旅をしてきたかのような、達成感あるエンディングです。 ≪作曲者インタビューもご覧いただけます≫ |
晴、風(上岡洋一) こちらは2020年度開催予定の第8回全日本小学生金管バンド選手権課題曲になります。今回は原点回帰のマーチ。親しみやすい作品ながら様々な演奏能力が問われる作品になっています。のびのびとしたテーマはもちろん、トリオの上向するメロディや、コルネット各パートが縫い目のようにつながっていく箇所など、個人的におお!とグッとくるポイントがたくさん…ここステキだ…!と思っていたら次に現れたメロディも見事で…何度も聴いて、じっくりと味わいたい作品です。 第8回全日本金管バンド選手権全国大会は2020年12月20日、大津市民会館にて開催予定です。 |
Glorious Memory(岩村雄太) 今年の3月をもって閉校となる、奈良県の河合第三小学校。この河合第三小学校の金管バンド部は数々の大会で好成績を収めてきた、伝統あるバンドです。河合第三小学校として最後の出場となった昨年の第7回全日本金管バンド選手権の自由曲に岩村さんにかいていただいたのが、バンドの歴史を讃えるこの『Glorious Memory』。元気な子供たち、栄光や葛藤などを描きつつ、バンドの実力を遺憾なく発揮できる作品となりました。選手権では見事河合第三小学校がグランプリに輝き、有終の美を飾りました。たくさんの想いの詰まった1曲です。 |
サバンナの音楽をお届け |
工夫の詰まった編曲 |
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ライオンキングより(小泉貴久編曲) 昨年の実写映画公開でも話題を呼んだ、”家族”そして”生命”への愛を描いたディズニー作品ライオンキングより、「サークルオブライフ」「愛を感じて」「王様になるのが待ちきれない」「ハクナ・マタタ」の4曲をお届け。ボンゴやコンガを使用した、サバンナの愉快な音楽をお楽しみください。 |
テキーラ(石原勇太郎編曲) 吹奏楽でも人気の高い「テキーラ」を、石原さんに金管バンドにアレンジしていただきました。途中にはお客さんと楽しめる箇所もあり、アレンジの工夫が詰まっています。CD版ではパーカッションパートの皆さんに派手にはっちゃけていただきました。お聴き逃しなく! |